今現在家庭用ゲーム機の中で特出したシェアーを誇る「SONY PS4」
そのPS4で遊ばれるRPGゲームの中で特に人気のある物についてまとめてみました。
また、RPGというジャンルがよくわからない人も多いので具体的にどのようなゲームなのかもここで書きます。
なお、他のゲーム機で配信されているものも1部含みますが、ご了承ください。
そもそもRPGって?
RPGとは一体?
わからない人の為に解説していきましょう。
RPGと略されているこのジャンルですが、正確には「ロールプレイングゲーム」と呼ばれ日本語に訳すと「想像上の人物を演じるゲーム」となります。
元々は「ダンジョン&ドラゴンズ」に代表されるテーブル上で行うTRPGが元になりテレビゲームに発展したものです。
その後80年代に起きたドラゴンクエストの爆発的なブームや90年代のファイナルファンタジーシリーズの世界的大ヒットなどをきっかけにファンタジーやSFの世界に住む人間を操作しながら仲間を増やし冒険して行くゲームをRPGと称するようになりました。
また、ここから枝分かれしたジャンルには、有名な1人のキャラクターを操作して様々なアクションで敵を攻撃する「アクションRPG」というものがあります。
代表的な作品には「ゼルダの伝説」があります。
更にそこから発展したもので、より広いマップ(世界)で複数のキャラからの依頼を得ながらストーリーを進める「オープンワールド」と言われるゲームが現在の主流コンテンツになっています。
今現在、「オープンワールド」「アクションRPG」に押され気味の元祖RPGは衰退しつつありますが、まだまだ人気のある物も多くあります。
この記事では「アクションRPG」や「オープンワールド」ではなく、王道の元祖RPGに厳選して取り上げようと思います。
チャイルドオブライト
2014年に発売された「チャイルドオブライト」はフランスのゲーム会社UBIが日本のRPGゲーム、ファイナルファンタジーへのリスペクトがこもった作品になっています。
物語はオーストリアの公爵の娘、オーロラが突如異世界レムリアへと旅立ちます。
そこで己の宿命を知り複数の仲間たちとともに魔物を操る女王に立ち向かうという内容です。
雰囲気は牧歌的かつ童話的ですが、ところどころでダークなところがあります。
また西洋のゲームですが、日本のRPG同様にボスと戦う時に勇ましい専用BGMが流れたり、キャラクターのレベルを上げて強くなる、属性ごとに敵に与えるダメージが違うなどのJJRPG(日本のRPG)へのリスペクト的な要素が多く見られます。
しかし、詩的なセリフや仲間になるのが日本風な美男美女ではなくデフォルメされたクリーチャーしかいないといったフランス特有の要素も楽しめます。
大人から子供、ゲーム初心者から上級者にもお勧めな作品になっています。
ペルソナ5
2016年発売の「ペルソナ5」は現代を舞台にした異色のゲームになっています。
特殊能力を持った主人公の少年が同級生たちとともに悪人たちの心を盗む「心の怪盗団」を結成。
やがて歪んだ欲望を抱えた大人や国家権力、さらには異次元の神様にまで闘いを挑むという内容です。
衰退しかけていたRPG特有のコマンド式ターン制バトルをうまく現代風にアレンジしています。
オシャレなキャラクターデザインに評価が集まり、日本を含めた世界で320万本も売れました。
youtube上では本作のパロディ動画が多く作られるなど人気があります。
この作品は人気があったため、2018年に本作の世界観をそのまま反映させたアニメシリーズが試作されました。
ワールド オブ ファイナルファンタジー
2016年に発売の本作は、人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」の番外編にあたります。
これは過去作の人気キャラクターがゲスト出演し、正規シリーズの「ファイナルファンタジーXV」が失ってしまった「コマンド式バトル」が残っていて、人気を得ています。
キャラクターも通常サイズの「オオビト」とデフォルメされた「プリメロ」のどちらかを選ぶ事ができ、そのどちらでも遊ぶ事が可能になっています。
世界観も近代SF的な世界が多くなっていた近年のファイナルファンタジーとは違い、王道のファンタジー世界を舞台にしています。
近年の作品に馴染めなかった人にも楽しめる1作になっています。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
2017年に発売された本作は、人気シリーズ「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作です。
日本国内では140万本も売れ海外でも絶大なヒットを記録した作品になっています。
バトルシステムは昔ながらのターン制・コマンドシステム入力方式でキャラクターの音声に至っては無しと、古風な作風で攻めたことが勝因になりました。
残念ながらPS4にはありませんが、ニンテンドー3DSには2Dモードといわれる独自のモードがあり古き良き2D時代のドラクエを味わえる事も話題になりました。
戦闘システムだけではなく複数のキャラクターと結婚できるというシステムも好評を博し様々なキャラクターを主人公と結婚させるブームも起きていました。
(PS4版はエマのみで、Switch版は複数のキャラと結婚できます)
ドラクエ独自の裏ボスの存在やストーリー性なども受けて日本のみならず海外でも大きなヒットを産みました。
アクションRPG路線にシフトした「ファイナルファンタジー」と違い、かつてのやり方をそのまま貫くことを選んだということは制作者には、自分たちが作るものこそ「本物のRPG」であるという自負があったのかもしれません。
FINAL FANTASY IX
本作は、2000年発売のPS1専用ソフト「ファイナルファンタジー9」を様々なオリジナル要素と高画質の画像でリメイクして、2017年に蘇らせた作品です。
オリジナルにはなかったオートセーブ機能が付いたり、高速モードやバトルをスキップできる独自のシステムを導入しました。
特にオートセーブ機能は事前にセーブをする手間がなくなったことから、多くのファンから高い評価を受けています。
また、高画質にリメイクされたムービーなども評価が集まっていました。
本作以外にもFF7やFF8、FF10といった過去作のリメイクに成功しているメーカーのスクウェアです。
その中でも本作はかなり評判が高い1作になります。
UNDERTALE
本作は2018年に発売され世界中で空前の大ヒットを巻き起こしたRPGになります。
制作者はアメリカ人で「誰も死なないRPG」という異色のコンセプトを元に作られました。
その後、クラウドファンディングでスポンサーが集まり最初はPCで配信されていましたが、好評のためPS4などで制作者特製のシナリオ解説本という特典付きのディスクでの販売が行われました。
戦闘は80年代~90年代全盛期のJRPGを彷彿とさせるコマンドシステムで、キャラクターはドット絵で描かれ、オールドスクールでなおかつノスタルジーな雰囲気が漂う作品です。
しかしその難易度は屈指の難しさを誇ります。
ハッピーエンドに至るまでは苦労するかもしれませんが、達成したあとの多幸感は何物にも代えられないまさしく良作です。
龍が如く7「 光と闇の行方」
本作は人気ゲームシリーズ「龍が如く」シリーズの最新作で2020年に発売されました。
今まではアクションアドベンチャー式だった「龍が如く」シリーズが新規一変、コマンドバトル式のRPGゲームに生まれ変わりました。
今までの主人公「桐生一馬」は本作で脇役として設定され、新主人公として「春日一番」が出てきました。
今回はこういった路線変更から「失敗するのではないか」とファンから警戒されていましたが、蓋を開ければ大好評となりました。
ストーリーは非常に重厚で、今までの主人公「桐生一馬」の扱いも納得ができる形になっています。
一部ファンの間では「これが最終作でいい」「シリーズ最高傑作だった『龍が如く0』並みに面白い」といった声もあります。
比較的不評だった「龍が如く6」でのイメージも払しょくすることに成功したと言って良いでしょう。